痙縮治療・ ボツリヌス治療

ボツリヌス(ボトックス)治療

痙縮(けいしゅく)とは

脳卒中や頭部外傷においては、運動麻痺肢に痙縮(けいしゅく)と言う運動麻痺とは全く異なる機序で生じる機能障害が発症の1~2ヶ月前後から生じてきます。麻痺した手足における筋の異常活動状態(muscle overactivity)と定義されており、手足を動かすことや速い速度で歩行することにより麻痺肢の筋緊張が異常に亢進してくる病的な症状です。脳卒中後遺症者の40%前後に生じるとされています。慢性期には痙縮が持続することにより、上肢が屈曲し手指が握り込んでしまう、下肢は内反尖足位(Wernicke-Mann肢位)となり、さらに慢性的な疼痛の原因となるなどです。従来は経口の抗痙縮薬剤が使用されていましたが、十分な改善効果が得られていませんでした。

ボツリヌス(ボトックス)治療

2010年からA型ボツリヌス毒素から作成されたボツリヌス製剤の使用が上肢痙縮と下肢痙縮に対して保険適応となりました(脳性麻痺の下肢尖足には2009年より保険適応)。それによりこれまでは改善困難であった上肢の屈曲肢位や下肢内反尖足の改善が可能になりました。痙縮が慢性化しないためには、痙縮が発現する早期にボツリヌス(ボトックス)治療を実施することが、運動麻痺とその後のリハビリテーション効果を引き出すためには有効であることが明らかにされています。回復期リハビリテーションの時期で痙縮が認められる時にはボツリヌス(ボトックス)治療が必要となります。

桔梗ヶ原病院では2014年7月からボツリヌス(ボトックス)治療と効果的な集中リハビリテーションを組み合わせた治療を開始しました。回復期の時期、それに生活期(慢性期)の時期において保険診療でのボツリヌス治療が受けられます。現在までに月平均20~30例の施行がされています。超音波ガイド下での投与を実施しており、痙縮筋の線維化有無の診断を含めて、的確な施行がされています。

ボツリヌス(ボトックス)治療は保険診療で受けられます。限度額認定証を用いることで、自己負担は他の保険診療と同等な扱いとなっています。

Q:脳卒中の後遺症”痙縮”ってなに?

chest
肩の内転・内旋
foot
足首の内反・尖足
wrist
手指の握りこみ
hand
手関節の掌屈

脳卒中や頭部外傷においては、運動麻痺肢に痙縮(けいしゅく)と言う運動麻痺とは全く異なる機序で生じる機能障害が発症の1、2ヶ月前後から生じてきます。麻痺した手足における筋の異常活動状態(muscle overactivity)と定義されており、手足を動かすことや速い速度で歩行することにより麻痺肢の筋緊張が異常に亢進してくる病的な症状です。脳卒中後遺症者の40%前後に生じるとされています。慢性期には痙縮が持続することで下肢は内反尖足位(Wernicke-Mann肢位)となり、さらに慢性的な疼痛の原因となります。従来は経口の抗痙縮薬剤が使用されていましたが、十分な改善効果が得られていませんでした。

Q:ボツリヌス(ボトックス)治療とはどんな治療なの?

2010年からA型ボツリヌス毒素から作成されたボツリヌス製剤の使用が上肢痙縮と下肢痙縮に対して保険適応となりました(脳性麻痺の下肢尖足には2009年より保険適応)。それによりこれまでは改善困難であった上肢の屈曲肢位や下肢内反尖足の改善が可能になりました。痙縮が慢性化しないためには、痙縮が発現する早期にボツリヌス(ボトックス)治療を実施することが、運動麻痺とその後のリハビリテーション効果を引き出すためには有効であることが明らかにされています。回復期リハビリテーションの時期で痙縮が認められる時にはボツリヌス(ボトックス)治療が必要となります。

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当院のボツリヌス治療の実績

平成27年度 平成28年度 平成29年度
200件 313件 381件

下肢装具脱却に対する取り組み
当院でボツリヌス治療+短期集中リハビリテーションを実施し48%(81人中38人)が自宅内などでの装具からの脱却が可能となりました。
第3回 日本ボツリヌス治療学会学術大会(2016)
発表:島本祐輔(理学療法士)、「ボツリヌス治療+集中理学療法による下肢装具の脱却に向けた取り組み」

当院でのボツリヌス治療実施例

足関節内反の改善
art
肘関節屈曲と手指握りこみの改善
foot
足関節内反の改善
foot
足趾屈曲の改善

治療をご希望などの方は

痙縮治療・ボツリヌス治療をご希望の方は、リハビリテーション科まで電話にてご連絡下さい。
桔梗ヶ原病院:0263-54-0012
外来:三村(内線5144)、高次脳機能リハビリテーションセンター:佐藤、本山まで。

ボツリヌス(ボトックス)治療における実績ならびに当センターからの研修会・発表

平成29年のボツリヌス治療実績

平成29年1月-12月の当院におけるボツリヌス治療実績は、381件でした。
(入院治療:312件 外来治療:69件)

各学会での発表・論文の掲載

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※治療(外来・入院)をご希望の方は
下記連絡先にご連絡ください。
tel0263-54-0012
fax0263-52-9315
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